ウォルト・ディズニーの名代…社員のアンバサダー化

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編集長の四家です。
前回は、タレントなどを起用したアンバサダー施策について、スーダラな感じで書いてみました。 今回は、自社の社員をアンバサダーとして任命しているケースの「元祖」例をご紹介します。

みなさまご存知、東京ディズニーリゾート(TDR)です。

東京新聞:「TDRの魅力をことしも伝える」  ミッキーマウスら浦安市役所を訪問:千葉(TOKYO Web)

 昨年開園三十周年を迎えた東京ディズニーリゾート(TDR)の二〇一四年のTDRアンバサダーとなった安間(やすま)由香里さん(22)とミッキーマウスが六日、浦安市役所へ新春のあいさつに訪れ、松崎秀樹市長に地元への感謝の気持ちを表した。

 安間さんは「たくさんの方に魅力をお伝えしたい」とあいさつ。TDRを運営するオリエンタルランドの加賀見俊夫会長は「二〇一三年度は来園者が初の三千万人を突破する見込み。英語の数え方だと三十ミリオン(百万)で、三十周年とちょうど重なった」と語った。

で、TDRにおける「アンバサダー」とは、なにかと申しますと。

≪東京ディズニーリゾート・アンバサダー≫
東京ディズニーリゾートのキャストを代表する親善大使として、テレビ、ラジオなどへの出演を通じた
広報活動により、東京ディズニーリゾートの魅力を広く紹介する役割を担います。
また、福祉施設や病院への訪問、各自治体への表敬訪問や地域活動などにも参加いたします。

2014 年 東京ディズニーリゾート®・アンバサダー(候補)決定(プレスリリース)

TDRを運営するオリエンタルランド・グループののスタッフ(正社員でなくてもいいそうです)から選ばれた方がこの「アンバサダー」に就任し、1年間活動するのだそうです。

 

で、もともとこのアンバサダー、ディズニーの中では伝統のある制度だそうで、

アンバサダー (ディズニー) – Wikipedia

経緯

1965年に、アメリカ・カリフォルニア州の「ディズニーランド」で初めてアンバサダーが誕生した。当時のウォルト・ディズニーは多忙の日々を極めていたため、ウォルトの名代として公式行事に出席したり、講演で「ディズニーランド」を紹介したり、「ディズニーランド」を訪れる特別なゲスト(来園客)を案内したりする役割を務める人物が必要となった。そこで彼は、「ディズニーランド」のキャスト(従業員)の中から適格な人物を選び、その活動を委ねたのであった。

以来40年以上経った現在でも、世界各国のディズニーパークで、キャストの中からアンバサダーが選ばれ、多方面にわたる活動を通して、世界中の人々にディズニーの夢を届けている。

なんと、ウォルト・ディズニーの名代だったんですね。

公式行事・講演・来賓対応……言ってみれば、夢の国の外交官、と言ったところでしょうか。社員によるアンバサダーの元祖は多分これなんじゃないかなと思った次第です。

何しろトップの名代ですから大役です。「イメージキャラクター」とはその役割が大きく違いますね。自社を代表する存在として、自社および自社の商品・サービスについて「自分の言葉」で語れないといけない。

しかも相手はマスメディアだったり、市長だったり、様々なお客様だったりするわけです。大役です。

今年のアンバサダー選出については、TDR社内で100名ほどの応募があったとか。同じ職場で働く従業員からこのような親善大役が選ばれるというのは、他の従業員のモチベーションにもいい影響がありそうですね。

Author Profile

四家 正紀
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 シニアコンサルタント
1967年千葉県生まれ 法政大学法学部政治学科卒 1996年(株)インプレス入社。ネット広告事業の立ち上げを担当 2002年(株)カレン入社。広報を担当しながら2004年春から企業のブログ活用について啓発活動を展開。 同年秋から味の素など大手企業のブログ案件プロデュースを開始、数多くの企画を手掛ける。 2007年よりJR東海新幹線ブロガー企画などブロガーイベントのプロデュースも担当。 2010年4月より(株)ニューズ・ツー・ユーに勤務。ネットPRの商品開発、顧客向けイベントなどを担当 2013年7月1日アジャイルメディア・ネットワークに入社。改めて、ソーシャルメディアに挑戦する。 著書  『ビジネス・ブログ・ブック』(共著 2005) 『図解 ブログ・マーケティング (翔泳社・図解シリーズ)』(2005) インターネット白書2007に『ブログマーケティング』について執筆。 他執筆・講演多数。 AMNパートナーブロガーとして 裏[4k] を運営。 また趣味としてソーシャルメディアと連動する落語会『シェアする落語』を主催している。
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2014年1月17日


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