アンバサダーサミット2015 ご参加者の声(2)

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編集長の四家です。

前回ご参加者の声(1) に引き続き、アンバサダーサミット2015にご参加いただいたブロガーによる記事をご紹介します。

梅下武彦さんには、イベントの内容だけにとどまらず、独自の視点から2本の充実した記事をご執筆頂いています。

指令!「愛」を獲得せよーーアンバサダーマーケティングは21世紀的な囲い込み戦略か(序論) - ハイ・コミュニケーション私論

これで思い出される言葉がエバンジェリストで、最も有名なのはAppleだろう。
同社がまだPCメーカーだったころ、Macユーザーは少数派だったが、その魅力や製品の良さを周辺の友人たちや他人に伝え、積極的にMacユーザーになってもらおうとして活動していた人たちのことである。
彼らはアップル社が倒産危機に陥ったとき、ニュートンやキューブのようなデバイスで批判を浴びたときにも擁護し支持していた。
Macの熱烈なユーザであり、同社やその製品を愛すればこそである。そういうユーザーを多く生み出してきたという点でもアップル社は先駆的な企業だ。

エバンジェリストやアンバサダーは、もう「愛の精神」なのだ。愛ほど強いものはない。
All YOU NEED IS LOVE! 愛こそすべてというわけだ。

 

 

指令!「愛」を獲得せよーーアンバサダーマーケティングは21世紀的な囲い込み戦略か(本論) - ハイ・コミュニケーション私論
では、それに代わるべきインセンティブとはなにか。

それはその企業ならではの独自性溢れる「もてなしや贈り物」である。この場合、それは金銭や物品ではなく、ほかでは得がたいユーザー体験(その愛に誠実に報いる)を提供すること。そのことにこそアンバサダープログラムの成否がかかっている。

だからといって、例えばアンバサダーへのインセンティブとして、金品やそれに類する対価を支払うのは、ブログのペイパーポスト、ステルスマーケティングと同様の問題に直面するだろうし信頼は勝ち得られない。同書でも、アンバサダーには報酬や対価を支払うことはけっしてしてはならないと、何度も繰り返し述べている。
そう、愛とは実利的な対価を求めないもの。

豊富なご見識を基に当日の議論を解釈していただき、AMNの従来からの主張をさらに深く・強化していただくような内容の記事です。

読み応えありますので、是非ご覧頂ければと思います。よろしくお願い致します。

Author Profile

藤崎 実
藤崎 実
藤崎実 アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 クリエイティブディレクター
(プロフィール) 博報堂、大広インテレクト、読売広告社、TBWA HAKUHODOでの仕事を経て、アシャイルメディア・ネットワーク勤務。AMN コミュニケーションラボ主宰。多摩美術大学、日大商学部 非常勤講師 ◎日本広告学会クリエーティブ委員、産業界 評議員 ◎日本マーケティング学会/日本広報学会会員 ◎WOMマーケティング協議会 理事/事例共有委員会委員◎東京コピーライターズクラブ会員 ◎青山学院大学、学習院大学 非常勤講師【受賞歴】カンヌライオンズ、OneShow、クリオ賞、NYフェスティバル、reddotデザイン賞、iFコミュニケーションデザイン賞、クリエイターオブザイヤー、Webクリエーション・アウォード、東京インタラクティフブアドアワード、ACC賞、電通賞など多数。
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2015年3月27日


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