アンバサダーサミット2015レポート(2) セッション1 ブランドファン型 アンバサダープログラム の可能性と課題

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編集長の四家です。

アンバサダーサミット2015のレポート。いよいよセッションに突入です。
最初のセッションは『ブランドファン型 アンバサダープログラム の可能性と課題』。

ご登壇いただきましたのは、

笹谷尚弘氏 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社
林直孝 氏 株式会社パルコ
山崎篤 氏 コクヨS&T株式会社

の皆さんです。

アンバサダーサミット セッション1

まず笹谷氏より、Xperia™アンバサダーサロンでアンバサダーの執筆したブログ記事を数多くリンクして掲載した経験から、アンバサダーを活性化させることの価値と、社内調整の難しさとその対応などについてご紹介いただきました。
従来の単発のブロガーイベントに比べ、記事執筆数が大幅に増加するなど、Xperiaアンバサダープログラムは、この一年間でますますの盛り上がりを見せています。

林氏からは福岡パルコ 新館オープニングアンバサダー(PDF)の展開を通じて、自社とテナントと生活者が一つになって展開するアンバサダープログラムについてご紹介いただきました。特に、新館オープン前に各飲食店の合同試食会を開催し、ご招待したアンバサダーにアンケートを実施、正式オープン前の業務改善に生かした事例が印象的でした。

そして山崎氏よりご紹介いただいたのは、クラウドと連動するデジタルノートCamiApp Sのプロモーションについて。
発売前の試作機の段階からブロガーを招いた「シークレットミーティング」を開催し、アプリの微調整に貢献したというエピソードは、先の福岡パルコ試食会事例とも重なるところもあって、たんなるプロモーションに留まらないアンバサダーの可能性が見えています。

 

最後に笹谷氏からの「まずわれわれ社員自身が製品のアンバサダーでないといけない。製品を愛し製品の良さを把握しないと、中途半端では社内も説得できないし企画はうまくいかない」という「ブランド」と「アンバサダー」をつなぐこのセッションにふさわしい言葉により、最初のセッションは終了しました。

 

セッションの詳細につきましては、こちらから動画でご覧いただけます。

Author Profile

四家 正紀
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 シニアコンサルタント
1967年千葉県生まれ 法政大学法学部政治学科卒 1996年(株)インプレス入社。ネット広告事業の立ち上げを担当 2002年(株)カレン入社。広報を担当しながら2004年春から企業のブログ活用について啓発活動を展開。 同年秋から味の素など大手企業のブログ案件プロデュースを開始、数多くの企画を手掛ける。 2007年よりJR東海新幹線ブロガー企画などブロガーイベントのプロデュースも担当。 2010年4月より(株)ニューズ・ツー・ユーに勤務。ネットPRの商品開発、顧客向けイベントなどを担当 2013年7月1日アジャイルメディア・ネットワークに入社。改めて、ソーシャルメディアに挑戦する。 著書  『ビジネス・ブログ・ブック』(共著 2005) 『図解 ブログ・マーケティング (翔泳社・図解シリーズ)』(2005) インターネット白書2007に『ブログマーケティング』について執筆。 他執筆・講演多数。 AMNパートナーブロガーとして 裏[4k] を運営。 また趣味としてソーシャルメディアと連動する落語会『シェアする落語』を主催している。
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2015年3月2日


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