ECサイト販売型アパレルショップのSNS施策
みなさん、小嶋陽菜さんってご存知でしょうか?
元AKB48という段階まではご存知で、今何をやられているのか知らない・分からないという方が多いかと思います。今はテレビの露出は少なく、雑誌等で活躍することが多く若い女性の人気がとてもあります。
そんな小嶋さんはモデル業の他に何をやられているかというと、アパレルショップを展開しているのです。
「Her lip to」というブランドサイトで、少し大人っぽい綺麗なお洋服を販売されています。
そして、すべてのお洋服はECサイトのみの販売されています。(期間限定でポップアップストアは出店されていました)
アパレルショップにとってECサイトのみの展開は「試着できない」「色味が分からない」などと言われネガティブに捉えられてしまう場合がありますが、そのような中で実施されている施策がアンバサダープログラムに繋がるものがありましたので、こちらで記事にさせて頂きます。
施策としてやられていたことは、Her lip to ではinstagramでテンプレートを作成していらっしゃいました。
それをフォロワーに声をかけてinstagramにアップするように呼びかけています。
ECサイトのみということで、購入検討者へのアプローチとして買った人のSNSでの「声」が参考になると考えられたのでしょう。
このテンプレートには自分がどのサイズを購入し、身長がどれほどか、表記するところもあり、小嶋さんはこれを利用し、購入検討者に「もしも自分が買ったら」をよりリアルに見せることに成功されています。
テンプレートがあることで、統一感も伝わってきます。購入を躊躇っていた人たちが心配していた「この洋服は小嶋さんにしか似合わない?」「自分の身長だと見栄えが想像ができない」といった不安を払拭させる素晴らしいSNSの活用方法だと思います。
さらに、小嶋さんは#で選出した人たちをブランドのinstagramのストーリーズにアーカイブとして残し、購入したファンも
「小嶋さんにアーカイブにされた、嬉しい!」という気持ちにさせてくれます。
つまり、アーカイブにされた人たちが自ずとHer lip toのブランドアンバサダーになっている、という訳です。
ポップアップストアも期間限定でやられていたので、ONLINEだけではなくOFFLINE現場の良いところも反映させた全体のプロデュースが行き届いている印象です。
これを小嶋さんが発案されたのか分かりませんが、凄い、、。もともとAKBアイドルだったのでファンを大切にする、自分の立ち位置を理解されているのだと思います。
Author Profile
- 広告の企画制作の会社から、バンクーバーでのワーキングホリデー経験をへて、アジャイルメディア・ネットワークに入社。ファンベースやアンバサダープログラムなどの事例を紹介してきます。 と、いう建前のもと「伝わる」コミュニケーション施策を勉強中です。