「そのこ」の未来キャンペーンアンバサダーとアンバサダー・キット

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四家です。
今回はNGOのアンバサダーについてご紹介します。
世界の子どもを児童労働から守るNGO ACEの「そのこ」の未来キャンペーンです。

児童労働

世界では、1億6800万人の子どもたちが学校に行けずに働いています。
教育を受ける権利を奪われ、健康に成長することも阻害される危険で有害な「児童労働」。
世界の子どものうち9人に1人がこの「児童労働」に従事させられているそうです。

「そのこ」の未来キャンペーンとは

国際労働機関(ILO)が世界中で児童労働について考え、行動を起こす日として制定された「児童労働反対世界デー」。
キャンペーン期間は、この「児童労働反対世界デー」6月12日からの8月12日までの2ヵ月間です。

谷川俊太郎が児童労働を伝えるために書いた詩「そのこ」。塚本やすしの絵により絵本として発行されています。

キャンペーンでは、まずこの「そのこ」の詩を読むことをすすめられます。

やもり(森山良子と矢野顕子)による歌が入ったムービーも公開されています。

詩「そのこ」を読んだ人が、人から人へ伝えることで、
児童労働のない未来への想いを10万人につなげていくことを目的にしています。

 

アンバサダーの展開

この「そのこ」の未来キャンペーンにアンバサダーの仕組みが採用されています。

キャンペーンの中では「一口100円の募金」を募っていますが、最大の目的は児童労働の実態を、より多くの方に伝えていくことです。

アンバサダー申込フォーム | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース) 
には

「そのこ」の未来キャンペーンのページをご覧いただき、ありがとうございます。
ぜひ「アンバサダー」になって、職場や学校など、身近なところで詩を伝えてください。

※アンバサダーには、「そのこ」カード(1セット100枚~)や募金箱、
アンバサダー手引書などの「アンバサダーキット」をお送りします。

と書かれています。

 

実際申し込んでみると、すぐに

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●パンフレット50部とポストカード100枚

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●アンバサダーガイド

が届きました。特にこの『アンバサダーガイド』がとても良くできています。
7段階のステップが設けられ、何を理解してどのように準備し、活動して行けばいいのか、非常に具体的に記述されていまます。行動を押し付けるような表現はきれいに避けられ、大変親しみやすい資料です。
ステップの中にはチェックボックスがあり、アンバサダー活動をどのように開始し、進めて行ったらいいのか、一つ一つ理解しながら進めることができる「つかえる」ガイドになっています。

 

多くの人がすでに持っている「ボランティアしたい」という潜在意識を、具体的活動へと結び付けていく流れが素晴らしいですね。

 

インドのコットンやガーナのカカオ豆など、児童労働によって支えられている原料からできた商品を、われわれ日本人も多く購入しています。児童労働の問題は、決して遠い国の無関係の話ではないのです。

 

↑という風に、僕自身もすっかり「そのこ」のアンバサダーになってしまいました。

 

「そのこ」の未来キャンペーン | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース) 

ぜひご覧ください。

Author Profile

四家 正紀
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 シニアコンサルタント
1967年千葉県生まれ 法政大学法学部政治学科卒 1996年(株)インプレス入社。ネット広告事業の立ち上げを担当 2002年(株)カレン入社。広報を担当しながら2004年春から企業のブログ活用について啓発活動を展開。 同年秋から味の素など大手企業のブログ案件プロデュースを開始、数多くの企画を手掛ける。 2007年よりJR東海新幹線ブロガー企画などブロガーイベントのプロデュースも担当。 2010年4月より(株)ニューズ・ツー・ユーに勤務。ネットPRの商品開発、顧客向けイベントなどを担当 2013年7月1日アジャイルメディア・ネットワークに入社。改めて、ソーシャルメディアに挑戦する。 著書  『ビジネス・ブログ・ブック』(共著 2005) 『図解 ブログ・マーケティング (翔泳社・図解シリーズ)』(2005) インターネット白書2007に『ブログマーケティング』について執筆。 他執筆・講演多数。 AMNパートナーブロガーとして 裏[4k] を運営。 また趣味としてソーシャルメディアと連動する落語会『シェアする落語』を主催している。
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2014年6月30日


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